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南シナ海でハンマーヘッドシャークの群れを狙う。ここはマレーシアのコタキナバルから北西に約380kmほど離れたラヤンラヤン島。リーフの一部が埋め立てられており、そこに滑走路と宿泊施設が併設されたダイビングリゾートがある。島の周囲は2000mの水深から立ち上がっており、長楕円型のリーフの真ん中に浅いラグーンがある。
このリゾートがオープンするのは毎年3~8月の6ヶ月間のみ。ハンマーシーズンである3月末から5月末は、ほぼ毎日ハンマーヘッドの群れが出るとされていて、平均40-70匹ほどのハンマーヘッドシャークの群れを狙うために世界中からダイバーが訪れる。ハンマーの確立はシーズンを外すと全く出ないが、シーズンインすると滞在中のゲストの約9割近くが見れるとのこと。ハンマー狙いのダイビングではリーフから底の見え無い程沖合いまで出て行き、水深30~20mの中層でのブルーウォーターダイブとなる。時間はトータル45分勝負。そのうち、前半の約30分がハンマー探しの時間として費やされる。後半は徐々にリーフに戻りながら水深を上げて、安全停止へと向かう。その際にマンタやギンガメアジの群れ、イソマグロなどと遭遇することが多い。ハンマーが出るのは水深40-30m前後の水深が多く、稀にラッキーな時は20mほどに出ることもあるそうだ。ハンマーの出方によっては、稀に潮を横切ったり逆らって泳ぐこともある。基本は午前と午後の2ダイブがハンマー狙いのダイブ。午後はリーフ沿いでのダイビングとなる。通常のダイビングでも、マンタやウミガメ、ギンガメアジの群れなどが出るほか、リーフ沿いには様々なトロピカルな魚が見られる。
水深40mに出たハンマーヘッドの群れ
マンタの確率も高い
カスミアジの群れ
リーフには大きな海綿やソフトコーラルも
ギンガメアジの群れ
単体だが大きめのイソマグロも出る
ハウスリーフのオオテンハナゴイ
ヒオドシベラの幼魚
ラヤンラヤンには比較的多いヤミハタ
ハンマーヘッド、マンタ、ロウニンアジ、イソマグロの群れ、ホワイトチップ、ギンガメアジの群れ、カスミアジの群れ、カンムリブダイの群れ、ブラックフィンバラクーダの群れ、オオメカマスの群れ、ツバメウオの群れ、アオウミガメ、カスミチョウチョウウオの群れ、アケボノチョウチョウウオの群れ、ミナミハタタテダイの群れ、クラカケチョウチョウウオの群れ
デニスピグミーシーホース(Hippocampus denise)、アカホシキツネベラ、ヒオドシベラ、アオマスク、ハナダイダマシ、ヤミハタ、タテスジハタ、クジャクスズメダイ、ダスキー・ダムゼル(Holocentrus nigricans)、カミソリウオ、フチドリハナダイ、ハナゴンベ、アカボシハナゴイ、オオテンハナゴイ、アケボノハゼ、オリビアシュリンプ(ナイト)、ヒボタンサラサエビ(ナイト)、ゴシキエビ、ミナミゾウリエビ
3-8月のみリゾートオープン。ベストシーズンは3月末~5月末
乾期 3月中旬~6月前半
熱帯性気候。気温は年間を通してあまり変わらない。外洋の島なので、日差しが暑く、日焼けに注意が必用。ハンマーシーズンの3月末から5月末は水温24-27℃で、ほぼ毎日群れが見られる。その後徐々に水温が上がるにつれて、ハンマーの群れの遭遇率は低くなる6-8月は1週間に一回程度。7-8月は海が荒れやすく、ハンマーのチャンスが減る。
月 | Mar | Apr | May | Jun | Jul | Aug |
気温 | 29-32℃ | 29-32℃ | 29-32℃ | 29-32℃ | 29-32℃ | 29-32℃ |
水温 | 24-27℃ | 24-27℃ | 24-27℃ | 28℃ | 28-29℃ | 29℃ |
透明度 | 20-30m | 50m | 50m | 30m | 30m | 40m |
情報協力:Layang Layang Island Resort/ Ricy
ラヤンラヤン周辺には16のダイブサイトが設定されている。所要時間はいずれもボートで15-20分程。そのすべてがボートポイントで、ゲスト12-16人が乗船できる10隻のスピードボートがある。初日の1本目はチェックダイブ。チェックダイブでレベルを判定するが、基本的には到着日ごとのチームでボートに乗船することになる。午前2本はハンマー狙いでブルーウォーターへ。午後はハンマー以外の大物または群れ・マクロ狙いで環礁沿いのリーフを潜る。サンセットまたはナイトダイビングを希望する場合は3名以上のリクエストで可能(ボートダイブ)。ナイトダイブは一人150リンギット。バディー単位のセルフでジェティーダイブも可能。日本人ガイドは無し。
ラヤンラヤンのダイビングボート
サービスには水や氷も用意されている
サービス前にあるカメラ置き場
南シナ海に浮かぶラヤンラヤンは、毎年3-8月の期間限定でオープンするダイビングリゾート。島にはリゾート直結の空港があり、コタキナバルから約1時間~1時間20分のフライトでアクセスできるという便利な場所だ。ラヤンラヤンアイランドダイビングリゾートには4つに分かれたルームカテゴリーがあり、各部屋にはエアコン、温水シャワー、レストルームが備わっている。メイン棟にはレストランやバー、真水プールなどもあり、ダイビング+御家族で遊びに来ても快適に過ごしやすい。食事はチャイニーズマレーシア料理や洋食のビュッフェで、土曜日の夜はBBQナイトも用意されている。国境の島ということもあり、島の北側にはマレーシア軍が常駐しており、セキュリティーの面でも安心。
ルームカテゴリー
室内の一例(スタンダードルーム)
トイレバスルーム
建物の廊下
レストラン
朝食の一例
リゾート敷地内に併設された空港
ゲストルームの外観
レストランの隣のバー
用意されているアメニティー類
室内の設備
Wi-Fi
携帯電話
あった方が良い物
蚊 海洋島であることと、島に鳥が多いので、蚊がまったくいないのか、刺されることはなかった。
料理 食事はマレーシア中華料理や洋食が基本のビュッフェ式。南国のフルーツが豊富に出てくる。レストランの入り口に24時間利用可能なインスタントコーヒ&紅茶のサービスがある。土曜日はBBQナイトもあり。
1日目 | 成田⇒直行又は経由⇒コタキナバル ホテルへ送迎 <コタキナバル市内スタンダードクラスホテル泊> |
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2日目 | 早朝、空港へ送迎⇒チャーター機でラヤンラヤンへ チェックイン後、2ボートダイブ(1本目はチェックダイブ) + 無制限セルフビーチダイブ <リゾート泊> |
3-6日目 | 1日3ボートダイブ+ 無制限セルフビーチダイブ ※ダイビング最終日は翌日のフライトに備え1ダイブのみ <リゾート泊> |
7日目 | 朝、⇒チャーター機でコタキナバルへ(夕方までフリー) ホテルへ送迎 <コタキナバル市内スタンダードクラスホテル泊> |
8日目 | 早朝、空港へ送迎 コタキナバル⇒直行又は経由⇒成田着 |
利用航空会社:マレーシア航空
利用予定ホテル/リゾート
最小催行人員:1名様 (1人部屋追加代金要)
海況などによって、ポイントやスケジュールは変更になる場合がございます。上記の情報は現地の諸事情により余儀なく変更されている場合がございます。
ダイビングポイントは島の周りに約16箇所ある。いずれもボートで15-20分程度の距離にあるので近い。ハンマー狙いの際の平均最大水深は30m(最大40mまで)、その後徐々に水深を上げて20m、最後は5mで安全停止をして浮上する。潜水時間は最大45分と決められている。
ポイントピックアップ
日本からは成田と関空からマレーシア航空のクアラルンプール経由・コタキナバル便が就航している。コタキナバルで一泊し、翌朝早朝、リゾートチャーター機にてラヤンラヤン島へ。リゾートチャーター機はその時のゲストの数により10人乗りを利用するか40人乗りプロペラ機かが決まる。3-5月は毎週火・金・日曜日の3便があるが、6-8月は週2便のフライトとなる。
往路、コタキナバルからリゾートチャーター機のチェックインをする場合、体重や荷物の重さなどをチェックする。10人乗りプロペラ機の場合は荷物の重量制限(手荷物は25kgまで+超過分1kgあたり6.5マレーシアリンギット)が厳しいが、40人乗りプロペラ機の場合は重さは量るものの重量制限は厳しくない。10人乗りか40人乗りかはその時の搭乗ゲストの人数によってフレキシブルに変更がある。帰路は、リゾートのレセプション近くにマレーシア航空の受付カウンターが設置され、リゾートスタッフによって体重や荷物の重さなどのチェック、搭乗受付作業が行われる。
10人乗りプロペラ機
40人乗りプロペラ機
リゾートの受付カウンター
国名 | マレーシア |
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首都 | クアラルンプール |
ロケーション | サバ州 |
最寄りの空港 | ラヤンラヤン空港(リゾートに隣接) |
利用航空会社 | マレーシア航空(直行又はクアラルンプール経由) |
ビザ | パスポートの有効期限が入国時に6カ月以上必要。観光目的で90日以内の滞在であればビザ不要 |
時差 | 日本-1時間。 例:日本が午後2時の場合、現地時刻は午後1時 |
気候 | 熱帯性気候。乾季3月下旬~6月上旬、雨季9~3月(ラヤンラヤンの場合) |
平均気温 | 29-32℃以上 |
平均水温 | 24-29℃ |
適正スーツ | 3mm又は5mmワンピース |
透明度 | 平均30-50m以上(悪いときで20m) |
言語 | 現地の公用語はマレーシア語 リゾートでは英語 |
電圧 | 220V(50Hz) |
プラグタイプ | 3つ又のBFタイプ |
通貨 | マレーシアリンギット(RM)RM1=30円(2015年9月現在) ルピアの他、USドルやユーロ、クレジットカードが使える(但し、リゾートによって違う) |
両替 | 到着日にコタキナバル市内の両替所で両替するのが便利です。日本で両替する場合、マレーシアに持ち込めるマレーシアリンギットは、1,000RM(約30,000円相当)までと制限されています。 |
チップ | 基本的にチップの習慣はありませんが、特別なサービスを受けた場合はあげると喜ばれます。ガイドさんへのチップは、ガイドさん本人に最終日に100~150RM程度あげるとよいでしょう。 |
空港税 | 国際線・国内線共に現地での支払いは必要ありません |
※上記の情報は諸事情により変わる場合がございます。